クローズ

いつまでも自分の足で歩くために

転びたくないのでどうしたら予防が出来るのか?何もない所なのに何故転んでしまうのか?!という相談が増えています。もちろん私も転びたくないと思っていますので、将来、自分の事は自分で出来る為の第一歩として転倒予防に必要な予備知識をお伝えします。
みんな歳を取るにしたがい、足に何らかの問題を抱えています。

多い順番から、角質肥厚、たこ、爪の変形や変色、ハンマートゥ(足指が曲がって固まってしまう)です。

原因は加齢、運動不足、靴の圧迫などで筋肉や靭帯の動きが悪くなり、思ったように足が使えない事です

足が動きずらいと血液を流すポンプ機能が十分に機能しないので浮腫みが出たり、足がつったりします

加齢により
皮膚も水分を保持しにくく乾燥したり、皮下組織が薄くなったりしてきます

このような身体の変化に対応する為に、今あるトラブルの原因と対策を考えていきましょう

自分の爪が自分で切れない場合に良くあるトラブルは爪の伸ばしすぎです
その伸ばし過ぎが原因となって爪が割れたり、お布団に引っ掛けて剥がれたり、巻き爪になったりして痛みが生じます
足指に痛みがあると、足指をかばうように踵の方に体重をかけて、親指に力をかけずに歩行します。

踵重心で歩行するとポンプ機能が機能しないうえ、足が思ったようにあげられずに、少しの段差でも転んでしまいます

まず、自分で切れなくなってしまった爪は放って置かないでご家族や病院、ネイルサロンで安全に切ってもらいましょう。
爪に痛みが無いだけで、歩行もスムーズになりますよ

足裏に出来た胼胝や魚の目なども、痛みがあるのであれば医師に相談してください。

痛みには必ず原因があり、解決方法があります

痛みの原因が分かったら足のポンプ機能が効果的に動きやすくなる、甲にしっかりと支えのある履き物に履き替えましょう。

足を入れた時にふわふわと中敷きが柔らかくて、靴の脱ぎ履きが簡単な物が人気ですが、足のむくみも、足の指先が靴に圧迫される原因も、足の甲を支える機能が無いデザインの履物によって起こっています

簡単に言うと、脱ぎ履きの楽な緩い靴は足のトラブルの原因です

耳が痛いお話ですが、どこにも当たらない楽に履ける靴を履いているのに転んだとか、膝や腰に不調を抱えているのなら、今履いているお靴を見直してみてはどうでしょうか

転倒予防の為の靴の選び方は、足指が少し動かせるようにキツくない事、踵がしっかりしている事、甲に支えがあって調整が出来て、高齢の場合は楽に脱ぎ履き出来るマジックテープのデザインもおすすめです

脳から送られてくる「つまずいてしまう、危ない!」という指令を敏感に受け取れる足の環境を整えていきましょう